五島灘 金ぼけ 白麹仕込み 1800ml

五島列島の中通島に位置する五島灘酒造は、２００８年に新規に焼酎乙類製造免許を取得して誕生した新しい焼酎蔵です。
蔵の所在する新上五島町の新たな特産品を、という事で地元産のさつまいもだけを使用した焼酎造りを行っています。

初代社長の田本修一氏が志半ばで亡くなられ、その遺志を継ぐため、息子さんの田本佳史専務が焼酎造りの経験が無いままに試行錯誤しながら杜氏を務められております。

いくつかあるラインアップの中でも目を引くのがこの「金ぼけ」を使った１本。
金ぼけとは１００年以上前に五島へ伝わった在来種のさつまいもの事です。
黄金千貫を使った仕込みの際に、芋の選別で来ていたおばあさんの「金ぼけ、懐かしかねぇ」という一言から、「金ぼけとは？」と調べはじめて１００年以上も代々ほそぼそと受け継いできた民家に行き当たり、親芋を８ヶだけ譲ってもらったそうです。
８ヶの親芋から３年をかけて焼酎の仕込みが出来る１６００ｋｇまで増やし、全量「金ぼけ」仕込みのこの焼酎が誕生しました。

白麹仕込みらしい穏やかで優しい香りの中に独特のニュアンスがあります。
口に含むと円やかでまったりとした甘みが広がっていき、程よい余韻を残しながらフェードアウトしていきます。

・アルコール度数/25度
・原材料名/金ぼけ・米麹
・内容量/1800ml
・蒸留方法/常圧単式蒸留